= 洗濯機 WASH が DOS 上で動作する理由 =      DOS だって恐くないって!
                          
「でもやっぱり Windows のほうが使いやすいし, 安心だわ」と思われるあなたへ
                                      
いまでも不安, そして近い将来市販のバックアップツールは全滅か??

WASH は 基本的にリアルモードの DOS 上で動作するように設計してあります. Windows 95/98 など GUI 全盛の
   時代に「どうして?」 と疑問を持たれるかもしれませんが, 原理的に, 簡単に現在稼働中のシステムをそのまま
   保管してまた復帰させるようなツールはその稼働中の自身のシステム上では働かせにくいこと…これが理由
   です. いまだに使いにくい DOS を起動しなければいけないのはちょっとおかしい感じですが, しかたない面と
   同時に, 原理としては最も堅実な方法であることは確かでしょう. この点をご理解いただかなければ次へ進め
   ませんので, 以上
WASH の最大の特長を述べさせていただきました.

WASH を 利用される上で, 以上の「リアルモード」で動作させる…ということは十分理解できたが, 現実問題として
   今お使いになっているマシンの MO などがリアルモード DOS (フロッピーで起動する DOS のことです)で動
   作しないじゃないか! という問題があります. デスクトップのマシンではまだ SCSI カードのメーカーなどがこのリ
   アルモード用デバイスドライバをサポートしていますが, 特にノート型ではカードサービス, ソケットサービスと
   かデバイスドライバをサポートしていないのが現実で, 残念ながらこの傾向はますます強くなってリアルモード
   での外部機器の動作は切り捨てられていくのではないかと思われます.     
 PC カードって?

WASH は 実はこの「リアルモード」だけでなく, Windows 95/98 のプロテクトモードでも動作するように設計してあり
   ます. ただこの利用方法はそう簡単とは言えず, 混乱と私たち開発者の負担を避けるため公表していません.
   ノート型マシンなどをお使いで「
WASH を使いたいが, リアルモード DOS で保管用のドライブが使用できない
   ので…」とお困りで, たいへん失礼ですが次のような点についてご諒解いただけるかただけに Windows 側で
   動作しているドライバを利用できる「拡張 DOS」により
WASH を使う方法を提供しますのでご連絡ください.

1. あくまで WASH はリアルモードで使うものであることを理解し, これは便法, 個人の「実験」として利用すること.
2. 入手した情報によって起動する「拡張 DOS」を
WASH での利用以外の目的に絶対に利用しないこと.
3. 入手した情報の内容を 昇太 & Miyoko に無断で他へ提供, 配布, 公開, 掲載などしないこと.
4. この方法によって生じるかもしれない障害について, 昇太 & Miyoko の一切の責任は免じられること.

               情報をご希望のかたは「拡張 DOS 情報希望」としてメールをお送りください.→ E-mail
              
…もちろん, この情報を提供したからといって, レジスト(ご送金)への精神的負担をおかけするものではありません.

 [ アイ・オーデータ機器(株)の PCSC-F (-V も)シリーズのカード をお使いの方へ朗報 ! ]

 この PCMCIA SCSI カードではめんどうなソケットサービス,カードサービスなしで外部ドライブをリアルモードで使
 用する方法があります. 情報をご希望のかたはこれもご連絡ください.

【拡張特殊 DOS について】

…以上の方法とはまったく別に,正規ユーザーになっていただくことが条件となりますが,すべての Windows 環境
 と同じ状態ですべての外部ドライブを使える「
WASH 専用拡張特殊 DOS」 起動フロッピー作成ツールを配布し
 ています.  
 拡張特殊 DOS の利用について

---------------------------------------------------------------------------------------------
                                                       
(C) Copyright
                                                       
昇太 & Miyoko
                                                    
wash@miyokko.com
                                                              
ひげめがね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   バックアップ・ソフトウエア全滅?? の危機

 今, 世の中に出回っている○○,○○○円もするようなバックアップツール. すべてがここで説明しているのと同
様に DOS の機能とマシンの BIOS という機能を利用するものです. …と, 商品の説明がしてあります. 実は
ここ
紹介しましたように, 現行のマシンでも内部の ROM にある BIOS 機能が完全動作をしないとか, 互換性に疑いが
あるものが数多く存在します. おまけに, ノート型では PCMCIA カード経由の MO や HD など外部ドライブの動作
が不安定であったり「うまくいかないマシンではサポートしていません」と木で鼻をくくったような態度でメーカーが対
応する場合もあったりします.    (購入して, やってみなければわかりません, なんて…)

 すべては, HD や 外部ドライブの動作を司る BIOS 中の int 13h という機能が不十分なマシンが増えてきている
ことに元凶があるわけです. (これだけではないが)  これをバックアップツール自体が自前で持つという方法もある
のですが, ハードウエア構成と密着した部分であり, 結局は信頼性を落とす結果に終わっているようです.

 世の中は, マイク○○フトの春! のごとく Windows がもてはやされ, この BIOS の int 13h 部分はまるで Windows
が「起動するまでの補助的役割さえすればよい」…とまで考えたのか, 昔の DOS の基礎となる IBM PC/AT 完全
互換の BIOS を省いていく, 当然発展はしないという傾向になっています. おそらく近い将来に, int 13h を 16 ビッ
ト BIOS レベルで完全に仕上げる必要は求められず, これを利用した高価なバックアップツールはニューマシンで
は満足に動作しなくなる…というおそれさえあります. 既に一部の良心的なところをのぞき, ほとんどのハードウエア
のメーカーでは「リアルモード DOS での動作は保証しません」との態度を明らかにしています. メーカーが保証し
ない機能を利用したソフトウエアが完全動作する筈がない! のは自明の理というものでしょう.

 私たちが開発した 仮想 BIOS (完全互換の BIOS 機能) を利用する 「拡張特殊 DOS 起動」のプロテクトモード
の方法では, 少なくとも世の中に Windows システムが健在である限り, 以上のリアルモードの問題点が克服できま
すが, なんともバックアップツールをめぐる現状は心寒いものがあります.

 …以上, たまたまあるバックアップのソフトウエア会社の Web を見る機会があり, あまりにも制限事項が多く, ユー
ザーサイドでの負担の多い (そのバックアップのソフトを動作させるまでにヘタをすると肝心なシステムを壊していま
うのではないかと思うくらい操作が複雑!!) ソフトが高価格で売られていることに驚き, 感想とともに, このようなバック
アップツールを開発している者の老婆心からちょっと注意を喚起させていただきました.   
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    くれぐれも, バックアップのためにシステムが壊れた! などという本末転倒のバカなことが起きないように,
   度胸一発勝負でのリストアなどはせず, 事前にデータ照合での機能の動作確認をされるようお勧めします.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   「 PC カード」って簡単に使えるんじゃないの ?

 PC カードは PCMCIA という団体が決めた仕様に従って作られていますが, Windows 3.1 が動いていた頃の
マシンではソケットサービスとカードサービスというソフトウエアがマシンとカードに添付されていて, CONFIG.SYS
にそれを設定するという方法で使えるようになっていました. Windows95 発表以降, これらは自動化され簡単に
誰でもそれを Windows95/98 から利用できるようになっています.

 ところが, ここで説明しているような DOS から PC カードを使う場合には少し前の Windows 3.1 時代ように DOS
用のドライバを入手し, CONFIG.SYS などに設定する必要があるのです. しかも残念ながら最近はこの DOS 用
のドライバ (ソケットサービス / カードサービス) をメーカーが供給しなくなっているのが現実です. IBM が汎用の
ドライバを Play at Will という商品名で販売していますが, これとて非常にめんどうですし, PC カードに使われて
いる IC チップとの関係もあり, 買ってやってみなければ使えるものかどうかもわからないのです.

 さらに, その後 PCMCIA 経由の HD などもリアルモード DOS では FAT32 が使えず, BIOS の制限から 2GB
の容量制限などがあったり, FDISK そのものが使えないなど DOS での PC カードは非常に使いにくくなっていま
す.
 「拡張特殊 DOS 」 というのは, これらを一気に問題解決に導く「魔法の DOS 」なのです.     → 戻る