= C: ドライブのイメージファイルを C: ドライブ自身に作成する方法について =
WASH ユーザー情報 (67) より… 【添付ファイル=WASHOwn.LZHあり】
さて、今回は <”洗濯機”WASHに新機能?を追加する方法>
最近はIDE大容量HDが安くなり、このHD一発プリインストールのマシンが出回っています。羨ましくもこのよ
うな最新マシンを購入されたかたがその1つしかないシステム(C:)をそのHD自身にWASHで保管する方法
はありません。つまり「WASH S C: C:dskc.dsk」というコマンドは機能しないようにしてあります。
以前にユーザーのかたから、もしWASHにこの機能があればたいへん有用なのではないかとの指摘がありま
した。例えば新品のプリインストールマシンに8GBのHDがFAT32型式でC:とだけ設定されていて(そんな設
定は本来私たちの考えからいうと「邪道」と思います。(株)Gateway2000の販売されているマシンではちゃん
とパーティションが分けてあり、非常に良心的と感じますね…はぃ)その中に十分な空きエリアがあればC:にC:
の購入時のまっさらのシステムをとりあえずdskc.dskとして(S)ストアしておく→将来HDやリムーバブルのメデ
ィアを購入してからそちらへファイルをコピーすればいつでも(R)リストアでC:を購入時の完全にクリーンな状
態に戻せる…という手です。
確かにこのような機能は有用だと思いますし、WASHは元々このようなことができるように設計してあるのです
が、私たちはどう考えてもこの機能は日常的に使うものではないことは明らかですので本来のWASHの一機能
として加えることはしたくありませんでした。一度は追加機能の形で完成したのですが…そこで利用価値がある
ことは事実ですので、今回WASHへの追加機能ではなく、極めて野蛮な特殊なセットアップによってこれを(一
時的に)作成し実行する方法だけをお知らせすることにしました。すでにWASHユーザーのみなさんには「C:
だけ」というかたはいらっしゃいませんのでこの情報は無意味だと思いますが、このようなことができる…ということ
を覚えていらっしゃったら何かの時に役立つのではないかと思ったのです。
くれぐれも「C:をC:内に…などと同じディスクへ自身をストア(保管)する」だけの目的で、WASH.COMのプ
ログラム中の制限を外し、改造、新しく別に「WASHO.COM」(WashOwn!)という特別なツールを作成する
ものですから、他の目的には絶対にご使用にならないようにお願いします。できあがるWASHO.COMは下記
の機能制限付きの、いわゆるひとつのソフトウエアとしては完成されたものではないことをご承知ください。
(WASHO.COMの作成法)
1.添付ファイルを適当なフォルダー(D:¥WASHO…のように)にコピーし、解凍します。次の2つのファイル
ができあがります。この同じフォルダーにWASH現行バージョンv2.80/r0:00をコピーします。
SETWASHO.BAT WASHO.RED …加えて WASH.COM
2.DOS(窓でも可)から1.のフォルダーに移り、SETWASHOを実行します。同じフォルダー内に瞬時にWA
SHO.COMが自動作成されます。これでできあがりです。
(WASHO.COMの仕様及び使用法)
1.保管元ディスクと保管先ディスクが同じであっても(S)(Z)(/)によるストアが可能となります。ただし、該当デ
ィスクは十分な余裕(現在の有効データ量程度)が必要で、メディア交換によるストアを絶対にしてはいけませ
ん。同じディスク内でストアが完了するように実行します。もし途中で「ディスクの空きサイズが足りません」また
は「ディスクを交換してください」と表示されたら残念ですがストアは金輪際できないものと諦めて[Esc]でストア
作業を中止してください。システムがこのことで壊れることはありません。(N)も使用してはいけません。
WASHO S C: C:
…C:にWASH0000.DSKを作成
WASHO Z C: C:DSKC
/640
…同じく640MB単位の分割ファイルを作成
2.WASHO.COMには(R)リストア=復元機能もありますが、この機能は絶対に使ってはいけません。リストア
は別に1.で作成した保管ファイルをその後(将来?)増設されるHD、外部メディア、LANサーバーなどへ一
旦転送して、改めてWASHを使うことにより実現します。
WASHO R C: C: …このようなことは絶対絶対駄目です!!!
3.自分自身を自身の中に作成しようとする特殊な機能であることから、対象ドライブがリムーバブルで空き容量
が少なく、メディア1枚で保管ファイルサイズが収まらない場合及び、DRVSPACEで圧縮されているドライブで
はこの機能は使用しないでください。このような場合でもストア実行可能な形になっていますが、絶対に使用しな
いでください。
4.リストアはWASHを用いて通常の方法で他の保管ディスク、MOなどから実行します。この時、リストア作業は
次のようにしてください。つまり、「後処理」をSCANDISKで行う必要があります。これにより、完全にディスクは
復元します。(WASHOでなくWASHでリストア)
WASH R C: F:DSKC …これで復元するが、まだ完全復活ではないので次に後処理をする↓
5.(後処理)
Win95/98は以上で一応復活しているので、これを起動してSCANDISK(標準モード)を該当ディスクに対
して実行する。必ずクラスターチェーンの異常エラーが表示されるので「削除して修復」を実行する。そしてエク
スプローラなどでストア当時の保管ファイル名(C:dskc.dsk)を削除します。これでディスクはさらぴんに完全復
活します。この後処理はWASHOでの保管時に発生する不要なゴミの除去作業ですので必ず実行してください。
この後処理自体はSCANDISKから叱られるほどはおそろしいことではありませんから必ず実行してください。
※ 以上の注意をよく確かめてC:をC:へストアすることがどうしても必要な場合にのみWASHOを作成してご利用
ください。なお、【重要】今回の添付ファイルによるWASHの改造は、WASHの現行v2.80/r0:00正規版、試
食版にのみ有効で他のバージョンのものではとんでもない事件になりますのでご注意ください。
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