= ノート型マシンでのWASHDの利用方法について =
WASHD は マシンの BIOS レベル(INT
13h)で、ハードディスクのすべてのセクターを読み出し、別の HDD へ
そのまま忠実に書き込みをする複写機能を持つソフトウエアです。
したがって、ノート型で内蔵ディスクの内容をそのまま外部に増設したハードディスクに複写したい場合には
外部増設の HDD が BIOS
機能で操作できるものでなければいけません。 DOS 上で FDISK /STATUS
を
実行しても #1 (内蔵)の他に #2 (外部増設)
ドライブが認識できないようであれば、その環境そのままでは
WASHD
を利用することはできません。
最近は大容量ハードディスクが安価になってきましたので、同じ
HDD を2台購入して WASHD で複写する
ことでバックアップを図ることも有効なバックアップ方式と言えると思います。何とかノート型でもこの
BIOS の
機能を利用することができればいいのですが (※)…残念ながら PC
カード経由の外部増設 SCSI HDD では
普通は INT 13h がサポートされていません。
(※) 内部 IDE HDD を 外部増設 SCSI
大容量 HDD へ複写するバックアップ法
ノート型マシンでの WASHD の使用環境
WASHD は DOS
上で動作すること、BIOS 機能 (INT 13h)
を利用すること…から、次のような方法で WASHD
を利用することが考えられます。
1.フロッピーで起動するリアルモード DOS で PC カードドライバを組み込み、BIOS を有効とする。
以前は SCSI の PCMCIA カードでも
BIOS が付いていたものがありましたが、最近ではリアルモード DOS で
このような機能が付いたものを見かけなくなりました。 Windows
全盛の昨今ですからしかたないですね。でも
もしこのような機能付きのカードをお持ちならこれを利用できます。設定はマニュアルと首っ引きで大変ですが。
2. Windows 95/98/Me の MS-DOS コマンドプロンプトから WASHD を使う。
WASHD
はリアルモードだけでなく、Windows 95/98/Me
のプロテクトモードでも動作するように設計してあり
ます。ですから、 Windows 95/98/Me のコマンドプロンプト (DOS 窓)
から WASHD
を使えば簡単に外部の
HDD へ複写することができます。これは Windows 自身が上記 INT
13h の機能をプロテクトモードで内部に
持っているから可能なことで、 (仮想 INT 13h)
むしろリアルモードよりも十分信頼おける方法と言えます。
※ この場合、次のような方法で内部の仮想 INT 13h 機能を有効にしておくことが必要です。
Windows
のコントロールパネル→システム→デバイスマネージャ→ディスクドライブ→該当の外部
HDD を
選択→設定→ Int 13 ユニットのチェックに「〆」を入れる。
3.拡張 DOS (XDOS) または拡張特殊 DOS (EXDOS) を利用して WASHD を使う。
これらの特殊な DOS
の起動フロッピー作成法は 昇太 & Miyoko
が別途配布サービスしているものですが、
これらの DOS ですと 2.と同様に難なく INT 13h
を扱うことができます。ただし、これらの DOS 起動フロッピー
の作成時に 2.と同じ方法で Int 13
ユニットのチェックを「〆」にしておきます。
【拡張特殊 DOS について】
…以上の説明中の EXDOS
は,正規ユーザーになっていただくことが条件となりますが,すべての
Windows 環境
と同じ状態ですべての外部ドライブを使える「 WASH 専用拡張特殊 DOS」
起動フロッピー作成ツールを配布し
ています. → 拡張特殊
DOS の利用について
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