= 新しいハードディスクを購入して,現在使用中の C: システムと入れ替えたい =
                                            
= 昇太 & Miyoko の『ケチ』法

 残念ながら何でも物には寿命というものがあります.ハードディスクとて例外ではありません.SCANDISK
でエラーが出始めたら,もう諦めて早めに相当安くなった容量の大きなハードディスクに取り替えたほうが賢
明です.特に Ultra-ATA とか DMA-33 というのは従来の IDE (430HX 対応)のものでも MODE 4 互換
ですし,将来マシンをアップグレードする際にも自慢して使えますからお勧めです.

 さて,現在使用中の C: システムディスクの環境をそのまま新ハードディスクへ載せ替えたい場合,私たち
の「洗濯機」
WASH や市販のツールが利用され,雑誌などでも紹介されています.しかし, Windows95/98
に限って言えば,このことは次のような方法で簡単にできることです.特殊なツールは必要ありませんし,逆に
「完全なデフラグ処理」を一緒にしてくれること,あらゆる FAT 型式の新ディスクに対しても有効であること…
から覚えておいて損はないでしょう. Windows98 で FAT32 にコンバートしてしまったディスクを FAT16 に戻
すのもこの方法で可能です.

1. 新しいハードディスク (SCSI でも IDE でも同じ) を説明書をよく読みながらマシンに接続します.

2. 「起動用フロッピーディスク」で DOS を起動,または現在の Windows95/98 を起動して「DOS 窓」に切
   り換えます.

3. FDISK を新しいハードディスクに対して実行して領域を設定します.このとき新ハードディスクは「基本パ
   ーティション」として設定すること,また起動オプションをオン (※) にしますが,これはあとの 7. の作業
   でも設定できます. FDISK 後,マシンを再起動して今度はこの新しいハードディスクを FORMAT します.

       (※) FDISK で「アクティブな領域を設定」すると状態が (A) となります.

4. 現在の Windows95/98 を再起動します.マイコンピュータやエクスプローラで観察すると,新しいハード
   ディスクが認識されていることがわかると思います.(ここで説明のため,これを仮に D: とします)従来の
   D: が E: に変更されているため,起動途中に「リンクされたファイルがみつからない」などのエラー表示
   が出るかもしれませんが,すべて無視します.

5. 実行しているプロセスがあればこれをすべて次のようにして終了させた後に「DOS 窓」(必ず DOS プロ
   ンプトです.リアルモード DOS では駄目です)に切り換えます.スクリンセーバ,FastFind,システムエー
   ジェントなども次の6.の作業途中で自動起動するようなら切っておきます.

    [Ctrl]+[Alt]+[Delete] (N社の旧98では[Ctrl]+[Graph]+[Del]) を押しますと「プログラム
    の強制終了」の窓が出ます.この表示されている項目の中の「Explorer」だけを残して,すべてを
    終了させます.(Systrayは3回終了させないと消えてくれません)「Explorer」だけが残っている
    ことを確認したら,「キャンセル」でこの窓を抜けます.→それから DOS 窓(プロンプト)へ移ります.

6. DOS プロンプトで,次のコマンドを実行します.

      XCOPY C:\*.* D:\ /k/e/c/h  (オプションの /k/e/c/h はとても重要です.文字列から,
                                昇太 & miyoko は「ケチ法」と呼んでいます)

7. しばらくするとコピーの作業が終了しますので,Windows を終了,マシンの電源を切って,新しいハードデ
   ィスクと今までの C: のハードディスクとを接続を入れ替えます.まだアクティブな領域として起動オプション
   がオンになっていない場合には,3.で述べているように,フロッピー起動で DOS から再度 FDISK を実行
   し,新しい HD のパーティションを「アクティブな領域に設定」して FDISK を終了しておきます.

8. これで作業はすべて終わりです.マシンの電源を入れると新ハードディスクが働き,生き返ったようにキビ
   キビと動いてくれる筈です.

        ※ 以上の作業で失敗され,システムが起動しなくても接続,起動オプションを元に戻せばなんとも
          ないことではありますが,昇太 & Miyoko はこの作業によって生じるかもしれないいかなる障害
          ついてもその責を免じていただきますのでご了承願います. 

        ※ 「洗濯機」 WASH と同じ操作方法で,ハードディスク間のデュプリケート(完全複写)ができるツ
          ールも開発しています. AT 互換機専用ですが,リアルモード DOS , DOS 窓のどちらでも使え
          ます.ただし,ご評価の上,継続してご使用になる場合は有償とさせていただきます.

 最近では完全ファイルコピーの便利なツールが FAT32, ロングファイルネーム対応で, メーカーが WEB サイト
 に無料で公開している例もあります. この種の情報も正規ユーザーに配布していますが, お困りのかたでお問い
 合わせがあればできるだけ提供します.

                               情報をご希望のかたはメールをお送りください.→ E-mail

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wash@miyokko.com
                                                              
ひげめがね